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資格外活動許可

入管法第19条第2項

 資格外活動許可とは、現に有している在留資格に属さない収入を伴う事業を運営する活動又は報酬を受ける活動を行おうとする場合に必要な許可です。就労資格を有する方や留学生等が対象です。居住資格の方(「永住者」や「定住者」)は、就労活動に制限がないため、資格外活動許可の対象ではありません。

1 資格外活動許可の要件(一般原則)

 以下の要件のいずれにも適合する場合に資格外活動を行う相当性が認められ、許可されます。

(1) 申請人が申請に係る活動に従事することにより現に有する在留資格に係る活動の遂行が妨げられるものでないこと。
(2) 現に有する在留資格に係る活動を行っていること。
(3) 申請に係る活動が各就労資格(「特定技能」及び「技能実習」を除く。)にて行うことができる活動に該当すること。
(注)下記2(1)の包括許可については当該要件は求められません。
(4) 申請に係る活動が次のいずれの活動にも当たらないこと。
 ア 法令(刑事・民事を問わない)に違反すると認められる活動
 イ 風俗営業若しくは店舗型性風俗特殊営業が営まれている営業所において行う活動又は無店舗型性風俗特殊営業、映像送信型性風俗特殊営業、店舗型電話異性紹介営業若しくは無店舗型電話異性紹介事業に従事して行う活動
(5) 収容令書の発付又は意見聴取通知書の送達若しくは通知を受けていないこと。
(6) 素行が不良ではないこと。
(7) 日本の公私の機関との契約に基づく在留資格に該当する活動を行っている者については、当該機関が資格外活動を行うことについて同意していること。

2 許可の種類

 資格外活動の許可は、大きく分けて次の2とおりあります。
 両方の許可を受けることも可能です。ただし、既に一つの許可をお持ちの方が新たに別の許可を受けようとする場合、既に一つの許可を受けていることを踏まえて現に有する在留資格に係る活動を阻害しない範囲で行い得ると判断される場合のみ許可されます。

(1)包括許可
 1週について28時間以内の収入を伴う事業を運営する活動又は報酬を受ける活動について申請があった場合、上記1の(3)を除くいずれの要件にも適合すると認められるときは、包括的に資格外活動が許可されます。いわゆるアルバイト的な活動が想定されます。

【許可の対象となる方の例】
①「留学」の在留資格の方
②「家族滞在」の在留資格の方
③外国人の扶養を受ける配偶者若しくは子、又はそれに準ずる者として扶養を受ける者として行う日常的な活動を指定されて在留する方で、「特定活動」の在留資格の方
④継続就職活動又は内定後就職までの在留を目的とする「特定活動」の在留資格の方
⑤「教育」、「技術・人文知識・国際業務」又は「技能(スポーツインストラクターに限る)」のうち、地方公共団体等との雇用契約により活動する方

(2)個別許可
 原則として、上記1の要件(一般原則)に適合する必要があります。 上記(1)に掲げる範囲外の活動について許可の申請があった場合や就労資格を有する方が、他の就労資格に該当する活動を行う時は、当該活動を行う日本の名称及び事業内容その他必要な事項を定めて個々に許可されます。

【許可の対象となる方の例】
①留学生が就業体験を目的とするインターンシップに従事するとして週28時間を超える資格外活動に従事する場合
②大学で稼働する「教授」の在留資格の方が民間企業で語学講師として稼働する場合(「技術・人文知識・国際業務」の在留資格に該当する活動を行う場合)
③個人事業主として活動する場合や客観的に稼働時間を確認することが困難である活動に従事する場合

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